Publisher Integration Guide, Server-Side
このガイドは、UID2 Token (Advertising Token) を RTB ビッドストリーム 用に生成するために、UID2 と直接インテグレーションを行いながら、UID2 対応シングルサインオンや ID プロバイダーではなく、すべてのインテグレーションをサーバーサイドで行うパブリッシャー向けのガイドです。
パブリッシャーが UID2 と Server-Side でインテグレーションするには、以下のオプションが利用可能です:
- SDK for Java (see Usage for Publishers section).
- SDK for Python (see Usage for Publishers section).
- Custom server code to generate and refresh the UID2 token by calling the POST /token/generate and POST /token/refresh endpoints.
ワークフローを示すサンプルアプリケーションもあります。詳細は Sample Implementation を参照してください。
パブリッシャーインテグレーションオプションの完全な概要については、Publisher Integrations を参照してください。
UID2 と UID2 Token を使用してクライアントのアイデンティティを確立し、UID2 Token を取得するプロセスを容易にするために、SDK for JavaScript を使用することを検討してください。詳細は Client-Server Integration Guide for JavaScript を参照してください。
Introduction
このガイドでは、Client-Side または Server-Side SDK を使用せずインテグレーションを行う場合に考慮する必要がある basic steps について説明します。例えば、以下のようなことを決定する必要があります:
- メールアドレスまたは電話番号を取得する機会を実装する: 例えば、プロモーションの交換、サインアップとサブスクリプション、またはマーケティングフォームの記入。
- UID2 ID 情報を管理し、ターゲティング広告に使用する
- UID2 Token をリフレッシュする
- ID が欠落している場合の処理
- ユーザーオプトアウトを管理する
FAQs も参照してください。
Integration Steps
以下の図は、ユーザーがパブリッシャーと UID2 Token を確立するために必要なステップと、UID2 Token が RTB ビッドストリームとどのようにインテグレーションされるかを概説したものです。
Server-Side SDK を使用している場合、SDK はエンドポイントに関連するすべてのステップを処理します。例えば、Step 1-d では、発行者はユーザーの DII をトークン生成サービスに送信します。
次のセクションでは、図中の各ステップについて詳細を説明します:
- Establish identity: capture user data
- Bid using a UID2 token
- Refresh a UID2 token
- Clear Identity: user logout
Establish Identity: Capture User Data
Step 1-c で認証が行われい、パブリッシャーがユーザーのメールアドレスや電話番号を検証した後、パブリッシャーは Server-Side で UID2 Token を生成するリクエストを送信することができます。次の表は、トークン生成ステップの詳細です。
このエンドポイントを直接呼び出す代わりに、SDK のいずれかを使用して管理することもできます。オプションの概要については、SDKs: Summary を参照してください。
Step | Endpoint | Description |
---|---|---|
1-d | POST /token/generate | パブリッシャーが UID2 を使用してアイデンティティを確立するには、2 つの方法があります: - UID2 対応のシングルサインオンプロバイダーとインテグレーションします。 - POST /token/generate エンドポイントを使って、ユーザーの正規化したメールアドレスまたは電話番号から UID2 Token を生成します。 |
1-e | POST /token/generate | ユーザーのメールアドレス、電話番号、またはそれぞれのハッシュからと、Refresh Token などの関連値から生成された UID2 Token を返します。 |
1-f | N/A | 返された advertising_token と refresh_token は、ユーザーに紐づくストレージに保存します。ファーストパーティクッキーのようなClient-Side のストレージや、Server-Sideのストレージを検討するとよいでしょう。 |
Bid Using a UID2 Token
UID2 ID 情報をどのように管理し、ターゲティング広告に使用したいかを検討する必要があります。例えば、返された UID2 token を SSP に渡す等。
Step | Endpoint | Description |
---|---|---|
2-a | N/A | Step 1-e の advertising_token を入札のために SSP に送信します。そのままの値を送信します。 |
UID2 Token が SSP から DSP に送信されるとき、ビッドストリーム内でどのように見えるかの例については、ビッドストリームで UID2 Token はどのように見えますか? を参照してください。
Refresh a UID2 Token
POST /token/refresh
エンドポイントを使用して、常に有効で最新の UID2 Token を持つようにします。UID2 ローテーションと同期させるには、UID2 Token をリフレッシュする必要があります。さらに、トークンリフレッシュプロセスではユーザーのオプトアウトステータスをチェックし、ユーザーがオプトアウトしている場合は新しいトークンを送信しません。これによりトークンリフレッシュチェーンが終了します。その UID2 Token を二度と使用してはなりません。
UID2 の Opt-out ワークフローとユーザーが Opt-out する方法の詳細については、User Opt-Out を参照してください。
Step | Endpoint | Description |
---|---|---|
3-a | N/A | ユーザーがアセットに戻り、再びアクティブになったとき、UID2 Token をリフレッシュしてから、SSP に送信します。 |
3-b | POST /token/refresh | Step 1-e で取得した refresh_token をクエリパラメータとして送信します。 |
3-c | POST /token/refresh | UID2 Service は、オプトアウトしていないユーザーに対して新しい ID トークンを発行します。 |
3-d | N/A | POST /token/refresh エンドポイントから返される値、advertising_token と refresh_token を、ユーザーにリンクされるように配置します。ファーストパーティのクッキーのようなClient-Side のストレージか、サーバサイドのストレージを検討するとよいでしょう。 |
POST /token/generate または POST /token/refresh エンドポイントによって返された ID の refresh_from
タイムスタンプからトークンのリフレッシュを始めてください。
Clear Identity: User Logout
ユーザーがログアウトした場合は、UID2 Token を使用しないでください。
Step | Endpoint | Description |
---|---|---|
4-a | N/A | ユーザーがパブリッシャーアセットからログアウトしました。 |
4-b | N/A | そのユーザー用に保存してある UID2 Token を削除します。UID2 Service とのやりとりは必要ありません。 |
Sample Implementation
Server-only のインテグレーションの場合は、サンプルアプリケーションをがあります。参照してください:
- Server-Side UID2 Integration Example (sample implementation)
- Server-Side UID2 Integration Example (readme)
FAQs
パブリッシャー向けのよくある質問は、FAQs for Publishers を参照してください。