SDK for C++ Reference Guide
UID2 Server-Side SDK を使用すると、UID2 Token を復号化して raw UID2 にアクセスしやすくなります。
Overview
ここで説明する関数は、設定に必要な情報やライブラリから取得できる情報を定義しています。以下に定義するパラメータとプロパティ名は擬似コードです。実際のパラメータやプロパティ名は言語によって異なりますが、ここで説明する情報と同様のものになります。
Functionality
このSDKは、Server-Sideのコーディングに C++ を使用している DSP または UID2 Sharers のために、UID2 とのインテグレーションを簡素化します。次の表に、この SDK がサポートする機能を示します。
Encrypt Raw UID2 to UID2 Token for Sharing | Decrypt UID2 Token to Raw UID2 | Generate UID2 Token from DII | Refresh UID2 Token | Map DII to Raw UID2s | Monitor Rotated Salt Buckets |
---|---|---|---|---|---|
✅ | ✅ | — | — | — | — |
API Permissions
この SDK を使用するには、Account Setup ページに記載されている手順に従って、UID2 アカウントのセットアップを完了する必要があります。
SDK が提供する特定の機能の 使用許可が与えられ、そのアクセス用の認証情報が与えられます。SDK には、使用する権限を持たない機能があるかもしれないことに留意してください。例えば、パブリッシャーはトークンの生成と更新のために特定の API Permissions を取得しますが、SDK は共有などの他のアクティビティをサポートするかもしれません。
詳細は API Permissions を参照してください。
Version
この SDK には C++ version 11 が必要です。
GitHub Repository/Binary
この SDK は以下のオープンソースの GitHub リポジトリにあります:
Release tags は以下の GitHub で入手できますが、バイナリーは自分でビルドする必要があります:
Initialization
初期化関数は、SDKが UID2 Service で認証するために必要なパラメータを設定します。また、エラー発生時の再試行間隔 を設定することもできます。
Parameter | Description | Recommended Value |
---|---|---|
endpoint | UID2 Service のエンドポイント。 | N/A |
authKey | クライアントに付与された認証トークン。UID2 へのアクセスについては Contact Info を参照してください。 | N/A |
Interface
このインターフェイスを使用すると、UID2 Advertising Token を復号化し、対応する raw UID2 を返すことができます。
SDK を使用する際に、復号鍵を保存したり管理したりする必要はありません。
DSP の場合は 、入札のために UID2 Advertising Token を復号化して UID2 を返すインターフェースを呼び出します。ユーザーのオプトアウトを処理する入札ロジックの詳細は DSPインテグレーションガイド を参照してください。
以下は、C++ での decrypt メソッド呼び出しです:
#include <uid2/uid2client.h>
using namespace uid2;
const auto client = UID2ClientFactory::Create(baseUrl, apiKey, secretKey);
client->Refresh(); //Note that Refresh() should be called once after create(), and then once per hour
const auto result = client->Decrypt(adToken);
Response Content
SDK から返される利用可能な情報の概要を次の表に示します。
Function | Description |
---|---|
GetStatus() | 復号結果のステータス。指定可能な値の一覧と定義については、Response Statuses を参照してください。 |
GetUid() | UID2 Advertising Token に対応する raw UID2。 |
GetEstablished() | ユーザーがパブリッシャーと最初に UID2 を確立した時を示すタイムスタンプ。 |
Response Statuses
Value | Description |
---|---|
Success | UID2 Advertising Token は正常に復号され、raw UID2 が返されました。 |
NotAuthorizedForKey | リクエスト元はこの UID2 Advertising Token を復号化する権限を持っていません。 |
NotInitialized | クライアントライブラリは初期化待ちです。 |
InvalidPayload | 受信した UID2 Advertising Token は有効なペイロードではありません。 |
ExpiredToken | 受信した UID2 Advertising Token の有効期限が切れています。 |
KeysNotSynced | クライアントは UID2 Service からの鍵の同期に失敗しました。 |
VersionNotSupported | クライアントライブラリが暗号化トークンのバージョンをサポートしていません。 |
Usage for UID2 Sharers
UID2 Sharing Participant は、送信者または受信者として共有に参加し、他の参加者と UID2 を共有する企業です。
広告主やデータプロバイダは、この SDK を使用して他の認証された UID2 共有参加者と UID2 を共有できます (Tokenized Sharing)。彼らは raw UID2s を UID2 tokens に暗号化し、それを他の参加者に送信して共有できます (詳細は Tokenized Sharing in Pixels を参照してください)。データをピクセルで送信していない場合でも、Security Requirements for UID2 Sharing で示されている要件に従えば、UID2 共有に参加できます。
このプロセスで生成される UID2 Token は共有専用です—ビッドストリームでは使用できません。ビッドストリーム用のトークン生成には別のワークフローがあります: Tokenized Sharing in the Bidstream を参照してください。
使用例については com.uid2.client.test.IntegrationExamples (runSharingExample
メソッド) を参照してください。
次の手順では、SDK for C++ を送信者または受信者として使用して共有を実装する方法の例を示します。
-
IUID2Client
共有ポインタを作成 します:const auto client = UID2ClientFactory::Create(baseUrl, apiKey, secretKey);
-
起動時に一度リフレッシュし、その後定期的にリフレッシュしま す (推奨リフレッシュ間隔は1時間毎):
client->Refresh();
-
送信者:
-
以下を呼び出します:
EncryptionResult encrypted = client->Encrypt(rawUid);
-
暗号化に成功した場合、UID2 Token を受信者に送信します:
if (encrypted.IsSuccess())
{
// send encrypted.GetEncryptedData() to receiver
}
else
{
// check encrypted.GetStatus() for the failure reason
}
-
-
受信者:
-
以下 を呼び出します:
DecryptionResult decrypted = client->Decrypt(uidToken);
-
復号化に成功した場合は、raw UID2を使用します:
if (decrypted.IsSuccess())
{
// use decrypted.GetUid()
}
else
{
// check decrypted.GetStatus() for the failure reason
}
-
FAQs
DSP に関するよくある質問については FAQs for DSPs を参照してください。