Snowflake Integration Guide
Snowflake は、パートナーがデータを保存し、UID2 フレームワークとインテグレーションするためのクラウドデータウェアハウスソリューションです。Snowflake を使用することで、UID2 は機密性の高い directly identifying information (DII) を公開することなく、認可された消費者識別子データを安全に共有できます。消費者識別子データを直接 Operator Web Services に問い合わせることもできますが、Snowflake UID2 とのインテグレーションにより、よりシームレスな体験が可能になります。
UID2 の以下のリストが Snowflake marketplace で入手可能です:
- 広告主向け: Unified ID 2.0: Advertiser Identity Solution
- データプロバイダー向け: Unified ID 2.0: Data Provider Identity Solution
Functionality
次の表は、UID2 Snowflake インテグレーション で利用可能な機能をまとめたものです。
Encrypt Raw UID2 to UID2 Token for Sharing | Decrypt UID2 Token to Raw UID2 | Generate UID2 Token from DII | Refresh UID2 Token | Map DII to Raw UID2s |
---|---|---|---|---|
✅ | ✅ | —* | — | ✅ |
*Snowflake を使用して DII から直接 UID2 Token を生成することはできません。ただし、DII を raw UID2 に変換し、raw UID2 を UID2 Tokenに暗号化することはできます。
ビッドストリームで UID2 Token を共有するパブリッシャーの場合は、Tokenized Sharing in the Bidstream を参照してください
Workflow Diagram
次の図は、Snowflake が UID2 インテグレーションプロセスにどのように関わるかを示しています:
Partner Snowflake Account | UID2 Snowflake Account | UID2 Core Opt-Out Cloud Setup |
---|---|---|
パートナーとして、Snowflake アカウントを設定してデータをホストし、UID2 Share を通じて関数やビューを使うことで、UID2 インテグレーションに関与できます。 | Snowflake アカウントでホストされている UID2 インテグレーションでは、プライベートテーブルからデータを引き出す許可をされた関数とビューへのアクセスが許可されます。プライベートテーブルにはアクセスできません。UID2 Share では、UID2 関連のタスクを実行するために必要な重要なデータのみが公開されます。 | ETL (抽出・変換・ロード) ジョブは、UID2 Core/Optout Snowflake ストレージを常に更新し、UID2 Operator Web Services を動かす内部データを提供します。Operator Web Services で使用されるデータは、UID2 Share からも入手できます。 |
Shared 関数とビューを使用する場合、Snowflake にトランザクションのコストを支払います。 | UID2 Snowflake アカウントで保護されたこれらのプライベートテーブルは、UID2 関連のタスクを完了するために使用される内部データを保持する UID2 Core/Optout Snowflake ストレージと自動的に同期されます。 |
Access the UID2 Shares
UID2 Shareへのアクセスは、Snowflake Data Marketplace を通して行います。ここでは、選択した UID2 パーソナライズドリストに基づいて特定のデータセットをリクエストすることができます。
Snowflakeデータマーケットプレイスでは、UID2 用に2つのパーソナライズされたリストが提供されています:
- 広告主/ブランド向けの Unified ID 2.0 Advertiser Identity Solution
- データプロバイダー向けの Unified ID 2.0 Data Provider Identity Solution
データをリクエストするには、Snowflake アカウントにACCOUNTADMIN
ロール権限が必要です。
UID2 Share へのアクセスを要求するには、次の手順を実行します。
- Snowflake Data Marketplace にログインし、関心のある UID2 ソリューションを選択します:
- パーソナライズドデータ セクションで、データのリクエスト をクリックします。
- 画面の指示に従って、連絡先やその他の必要情報を確認し、入力してください。
- The Trade Desk の既存顧客で Advertiser Identity Solution に興味がある場合は、データリクエストフォームの Message 欄に The Trade Desk が発行したパートナー ID および広告主 ID を記載してください。
- フォームを送信します。
リクエストを受け取った後、UID2 Administrator が適切なアクセス方法をご連絡します。Snowflake でのデータリクエストの管理についての詳細は Snowflake documentation を参照してください。
Shared Objects
選択した UID2 ソリューションに関係なく、以下の関数を使って、DII を UID2 にマッピングできます:
FN_T_UID2_IDENTITY_MAP
(Map DII を参照してください)
以下の関数は非推奨となり、FN_T_UID2_IDENTITY_MAP
が優先されます。これらの関数はまだ使用できますが、 FN_T_UID2_IDENTITY_MAP
の方が優れています。すでにこれらの関数を使用している場合は、できるだけ早くアップグレードすることを勧めます。
FN_T_UID2_IDENTITY_MAP_EMAIL
( 非推奨)FN_T_UID2_IDENTITY_MAP_EMAIL_HASH
(非推奨)
非推奨の関数を使用していて、新しい関数への移行の手助けが必要な場合は、Migration Guide を参照してください。
再生成が必要な UID2 を特定するには、UID Share から UID2_SALT_BUCKETS
ビューを使用します。詳しくは、Monitor for Salt Bucket Rotation and Regenerate Raw UID2s を参照してください。
UID2 Sharing 参加者には、以下の機能も利用できます:
FN_T_UID2_ENCRYPT
(See Encrypt Tokens)FN_T_UID2_DECRYPT
(See Decrypt Tokens)
詳細は Usage for UID2 Sharers を参照してください。